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2024年06月26日

少子化対策で「こども計画」骨子案決まる

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結婚や妊娠・出産、子育て支援の推進を図るため、栃木県が設置した「こども未来推進本部」の会議が26日開かれ、とちぎ少子化対策緊急プロジェクトの進捗(しんちょく)状況を確認したほか、「こども計画」の骨子案が提示されました。

緊急プロジェクトでは、県のこども政策課によりますと、とちぎ結婚支援センターの登録促進キャンペーンにより275人が新たに登録し、そのうち4人の結婚が決まりました。ほかに、企業間の交流イベント参加者から1組の成婚報告があるなど、結婚支援に弾みがついたとしています。また、今後に向けた課題では、PR手法の多様化を図る必要があるとしました。

一方、「こども計画」の骨子案では、全てのこども・若者が健やかに成長し、将来にわたる幸せを支援する、希望に応じた結婚、妊娠・出産、喜びのある子育てを支援する取り組みを進める、などが基本方針となっています。

本部長を務める福田富一知事は、26日の定例記者会見で「こども計画」について「今後、有識者の意見を聞いたうえで、来年3月の計画策定に向けて丁寧に策定作業を進めていく」と述べました=写真

県のこども政策課によりますと、県の出生数は減少を続け、おととしには1万518人と、ピーク時の3分の1程度までになっています。さらに、おととしの合計特殊出生率は、全国の平均を下回る過去最低の1・24となり、少子化対策が課題となっています。
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