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2024年06月13日

第4種踏切の安全対策へ県協議会設置

栃木県は13日、県内にある警報機と遮断機がない「第4種踏切」の安全対策を話し合うため、鉄道事業者らを交えた協議会を設置し、初会合を開きました。

ことし4月に群馬県高崎市の上信電鉄の踏切で女の子が電車にはねられて死亡した事故を受けたもので、今年度末までに廃止を含めた対策の方針を決定します。

県によりますと、県内の第4種踏切は、宇都宮市や日光市など7つの市と町に合わせて32カ所あります。

この7つの市と町も参加する今回の協議会では踏切ごとの利用状況や、過去の事故事例を踏まえた危険度の把握などを進め、それぞれの踏切の情報をまとめた「踏切カルテ」を作成し、ことしの秋に路線ごとに現地を調査する予定です。

第4種踏切については、群馬県が2029年度末までに、廃止などの対策を完了する方針を既に明らかにしています。
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