News CRTニュース

2024年06月13日

那須雪崩裁判、教諭ら控訴

那須町で2017年、登山講習中の県立大田原高校の生徒ら8人が死亡した雪崩事故で、業務上過失致死傷罪に問われた教諭ら3人の弁護側は12日、いずれも禁錮2年の実刑とした先月30日の宇都宮地裁の判決を不服として控訴しました。

3人は、講習の責任者だった猪瀬修一被告57歳と、生徒を引率した菅又久雄被告55歳、それに、後続の班を率いた渡辺浩典被告61歳です。

いずれも起訴内容を否認し、無罪を主張していました。

判決によりますと、3人は、2017年3月27日の朝、講習内容を登山から深い雪の中を歩く訓練に変更し、その後、訓練の範囲を明確に設定せず生徒らにも知らせないまま、雪崩に巻き込まれた生徒7人と教諭1人を死亡させ、5人にけがを負わせたとしています。
BACK