共同通信によりますと、イギリス・ロンドンの高級百貨店ハロッズで、去年12月から販売を開始した日本産の果物が、好調な売れ行きを見せています。

第１弾として売り出した栃木県産などのイチゴは１パックで日本円にして6900円から7900円とイギリス産の10倍以上ですが、１週間に140パック以上が売れているということです。

また、第２弾として先月下旬から店頭に並ぶ静岡クラウンメロンはマスクメロンの高級ブランドとして知られ、１個150ポンド、日本円でおよそ３万円ですが入荷した10個は２日余りで売り切れました。

先月27日には試食販売があり、買い物客の若い女性は、口に入れた瞬間「ジューシー」と顔をほころばせていました。

今月以降は、桃やブドウ、さらにサクランボも販売される予定です。

ジェトロ＝日本貿易振興機構は日本産の果物がハロッズで販売されるのは初めてだと説明していて、「輸入業者や産地と連携して日本産のブランドを高めていきたい」と期待を寄せています。