栃木県は16日、とちぎの文化財の活用についてアドバイスなどを行ってもらう新たな役職のＣＡＯ＝栃木県文化財オフィサーとして歌手の相川七瀬さんに委嘱しました＝写真。

県文化財オフィサーは、とちぎの文化財の魅力について考え、情報発信や知見を生かして文化財の活用について助言などをするアドバイザー的な役割を担います。

16日に県庁で行われた委嘱式では、福田富一知事から「よろしくお願いします」と相川さんに委嘱状が手渡されました。

ＣＡＯに就任した相川さんは、「栃木県は文化財がとても多いんですね。一生懸命務めさせていただきます」と抱負を話しました。

県では相川さんには、文化財所有者に対する助言、県主催のセミナーなどでの講師、とちぎの文化財の魅力を県内外に発信してもらうなど幅広い協力をお願いするとしています。

大阪市出身の相川さんは1995年に「夢見る少女じゃいられない」で歌手デビューし、翌年には紅白歌合戦に出場しました。先月、国学院大学を卒業し、今月からは大学院へ進学して文学部で民俗学を学んでいます。神社、お祭りを訪ねることが趣味ということです。

また、栃木放送の日曜日の番組「相川七瀬　ＲＯＣＫ　ＧＯＥＳ　ＯＮ」のパーソナリティーを務めています。