タカのサシバの渡来地として知られる市貝町は4日、県庁で記者会見を開き、「サシバの里保全創造条例」を制定したと発表しました=写真。
町では町内の里地里山を保全することを目的に、美しく住みよい町づくりを図るため制定したとしています。
この条例は「保全地域の指定」「里地里山の利用促進」「希少野生動植物の保護」の3つを柱に成り立っています。
開発行為は一律に禁止とする「特別重要里地里山保全地域」には、多田羅沼などを想定しています。
さらに、町のレッドリストに掲載されている種の中から希少野生動植物と特別希少野生動植物を指定し保護します。
また、無許可で特別希少野生動植物を捕獲するなど条例に違反した時の懲役や罰金などの罰則が設けられているのも特徴となっています。
条例は今月1日から施行され、罰則についてはことし10月1日から施行となります。